こんにちは！関東でエアコン/ハウスクリーニング業を営んでおります、”おそうじののむら”の野村と申します。
新型コロナの影響により、在宅時間の増加・意識の変化が生じエアコンクリーニングの依頼される方が増えてきた印象があります。
ただ、依頼しようにも大量の情報が出てきて、結局業者を選べず洗浄を断念するケースもあると思います。
今回は、現役でハウスクリーニング業を営んでいる身として、大まかな業者の選び方をお伝えできればと思います。
実際のお客様の声を紹介しながら、ご自身で一番良いと思える業者を選んでいただけばと思います。
そもそもエアコンクリーニング業者が多い理由
最大の要因として、参入障壁の低さがあります。
実はエアコンクリーニングは資格が必要ありません。必要な知識と機材があれば誰でも出来ます。
特に通常タイプと呼ばれる、シンプルなエアコンは各社構造が似ていることもあり、非常に分解しやすいです。
また、必要な機材自体もそこまで多くなく、
・車(もしくはバイク)
・脚立
・電動工具
・高圧洗浄機
・工具
・薬剤
・養生資材
だけあれば洗浄が可能です。
そのため、資格取得のための費用も必要でなく、
持ち出しが少額で済むため、参入自体はかなり容易な部類になると思います。
そして、エアコンクリーニング自体は大まかな相場はあるものの、ほぼ言い値になるため、価格設定によっては利益を出しやすく、
・くらしのマーケット
・ユアマイスター
・ミツモア
等集客サイトが増加したこともあり、参入初期の集客が比較的容易な環境である点も要因の一つだと考えられます。
その結果どうなったか
上記の要因等で、参入しやすくなった事自体は望ましいのですが、結果粗悪な業者も一定数生まれる事になりました。
具体的にお客様からの実際のお声を紹介させていただきます。
・明らかに不十分な洗浄していました。
作業時間が30分と短く、業者が帰った後にエアコンを覗いてみたら案の定、汚れがたくさん残っていた。
・お掃除機能付きなのに、お掃除ロボットを分解していない。
お掃除機能付きのエアコンなので、そちらも取り外して洗浄してもらえると思っていたので、質問してみたところ「そういうものです」との回答でしたので、そういうものかと思っていました。
翌年別の業者に依頼したところ、お掃除ロボットを分解してくださいました。
前年の業者は外してなかった点伝えると「外さないと汚れが溜まる箇所が綺麗にならないので、洗浄としては不十分になってしまいますよ」と教えていただけました。当時は納得していましたが、とても残念です。
・私語が多く、不快
男女1名ずつでいらっしゃいましたが、とにかく私語が多く不快でした。
業務に関係する話であったり、ある程度の会話であれば気にならないのですが、作業中ずっと私語をされるとやはり感じが悪かったです。
等が、実際にお客様の声として上がっております。
十分な知識がなく、接客業という意識もない業者も一定数いらっしゃるようです。
人で選ぶ
結論としては、エアコンクリーニング業者は人で選んだ方が良いと考えております。
上記のお客様の声は、個人でやっているエアコンクリーニング業者のケースもありましたし、大手の会社の場合もありました。
大手だから安心！と考えていると、学生アルバイトの方がいらっしゃり、しかも破損されたというケースもあり、大手という安心感で相場より高めの金額を払ったのに、実際に来るのは就業した学生アルバイトであれば、今後使うことはない、とおっしゃっていました。
だからといって個人事業主だから安心！というわけではなく、
酷い例ですと、予約のやりとりはしていたのに当日いらっしゃらず、以降も連絡が取れず、事前に払った料金の払い損になるというケースもありました。
作業を行うのが人間である以上、どうしても当たり外れは生じてしまいます。
それは、大手であっても個人であっても変わらないと思います。
技術について
人で選ぶに付随することですが、洗浄技術も人によって練度に差があります。
お掃除ロボットの脱着ができるのかどうかという部分もそうですが、
分解した後の、「洗う」という作業は、実はかなり技術を要する部分になります。
構造上、様々な角度から高圧洗浄機を当てて汚れをかき出す必要がありますが、そのあたりをあまり理解せずに作業を行なっている場合は、残念ながら作業後すぐに臭いが発生するケースが多いように感じます。
個人業者で仕上がりが悪いケースは、もうその方の技量不足でしかありませんが、
大手の場合、誰が来るかわからない場合がほとんどかと思いますので、前は良かったけど今回はイマイチ、みたいなことも発生する可能性があると思います。
業者の選び方
以上を踏まえ、事業形態ごとのメリット・デメリットを比較してお好みの業者を選んでいただければと思います。
フランチャイズ型
個人加盟の、おそうじ本舗・おそうじ革命
企業加盟の、ダスキン
などが挙げられます。
宣伝広告に力を入れており、依頼自体は多い反面、薄利多売になりやすく、結果サービスの質が下がる傾向があります。
メリット：大手の安心感。情報や口コミが探しやすい。
デメリット：誰が来るかわからないので、人の面で常に最適解とは言えず、若干料金が高額な傾向がある。
家電量販店やホームセンター
基本的には、その店の店員さんが作業を行うわけではないので、下請け業者がいらっしゃるケースがほとんどかと思います。
何かのついでに依頼しやすい手軽さは魅力ですが、人の面ではかなり不透明なのが不安要素です。
メリット：企業の安心感。あまり難しく考えず依頼しやすい
デメリット：作業実績もわからず、技量も分からないという、人の不透明さ。
エアコンメーカー
洗浄だけでなく、修理受付対応等、洗浄よりさらに高度な分解・修理対応しているケースがほとんどですので、技術そのものについては全く問題ないと思います。
修理業務と合わせて業務委託しているケースも多く、ここまではやる・ここからはやらないという線引きがはっきりしている印象です。また、メーカー正規は大体相場より価格は高い傾向にあります。
メリット：エアコンクリーニングにおける技術トラブル発生率の低さ、発生時も対応がスムーズ、発生時の保証の確実性
デメリット：料金の高さ。融通はきかない場合がある。
エアコン/ハウスクリーニング専門店
個人事業主、もしくは中小規模の企業運営のパターンが多いです。
元々技術や経験がある人が独立したケースが多く、技術力が高い方が多い印象です。
中間マージン等の影響が少ないので、比較的料金が安くなる傾向があります。
ただ全体的に情報が少なく、良し悪しは実際に依頼してからしか分からない場合も多いです。
かつ、大手ほど宣伝広告にコストをかけていないので、そもそも情報が見つけにくい面があります。
メリット：料金が安い。良い業者に当たればコスパが一番良い
デメリット：良くない業者に当たった場合、トラブル時も泣き寝入りするしかない場合もある。全体的に情報が探しにくい。
結論
あくまで個人的な考えですが、
「お金は多少高くても、安心感が何より最優先」
という方は、エアコンメーカーをオススメします。
「多少リスクがあっても、出来るだけ安価で技術力のある業者が良い」
という方は、エアコン/ハウスクリーニング専門店をオススメします。
おそうじののむらは、エアコン/ハウスクリーニング専門店です。
もしご興味をもっていただけましたらお気軽にお問い合わせください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。